ETCマイレージサービスのデメリットはない!上手なポイント活用法を伝授!

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物価高が続く昨今、普段の生活を送りながら気軽に節約ができる『ポイ活』に注目が集まっています。

さまざまなポイントサービスがある中、ETCカードで通行料を支払うことでポイントが貯まる『ETCマイレージサービス』をご存じでしょうか?

お得なサービスでありますが、デメリットもあります。

今回はETCマイレージサービスのデメリットを中心に、上手なポイントの活用術をくわしく紹介します。

デメリットは2つ

ETCマイレージサービスで挙げられるデメリットは、おもに2点あります。

有効期限がある

ETCマイレージサービスで付与されるポイントには有効期限があります。

通行料の支払いによって付与されたポイントは、付与年度の翌年度末まで有効となります。ポイントは通行料支払いの翌月20日に付与。それからの計算となります。

例)2024年7月29日に通行料支払い

■ポイント付与 → 8月20日    ■有効期限→2025年3月31日

さらに、2年間まったくETCカードを利用しないと自動的に登録取り消しとなってしまいます。

複数カードでポイント合算ができないため、普段使わないETCカードだったり、家族でポイントを交換したりすることができません。

道路事業者によってポイント運用が異なる

道路を管理する事業者ごとに、ポイントの運用方法が異なるので、普段利用する高速道路の運用をよく調べる必要があります。

例えば、旅行などで遠出をしたとき、近所の高速道路利用時よりもポイントの付与率が低くなってしまうことがあります。

道路事業者ポイントの付き方
NEXCO/中/西日本・宮城県道路公社10円につき1ポイント
本州四国連絡高速道路株式会社10円につき1ポイント
愛知道路コンセッション株式会社100円につき1ポイント+α
神戸市道路公社50円につき3ポイント+α
広島高速道路公社100円につき1ポイント+α
福岡北九州高速道路公社100円につき1ポイント+α
「+α」のある道路事業者では、月間利用額に応じて下表の加算ポイントが付きます。
引用:ETCマイレージサービス|ポイントの付き方

付与されたポイントは、どの道路事業者でも交換できますが、交換額が各事業者異なるので確認してください。

道路事業者ポイントの交換単位
NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社1,000ポイント→500円分
3,000ポイント→2,500円分
5,000ポイント→5,000円分
本州四国連絡高速道路株式会社1,000ポイント→500円分
3,000ポイント→2,500円分
5,000ポイント→5,000円分
愛知道路コンセッション株式会社100ポイント→100円分
神戸市道路公社200ポイント→100円分
広島高速道路公社100ポイント→100円分
福岡北九州高速道路公社100ポイント→100円分
引用:ETCマイレージサービス|還元額への交換

メリットが多いETCマイレージサービス

ETCマイレージサービスは、デメリットよりもメリットが多いサービスといわれています。主に挙げられるメリットは4点です。

入会費・年会費無料

ETCマイレージサービスは無料で登録できます。入会費、年会費どちらもかからないので、一度登録して、定期的にETCカードで通行料支払いをすれば永久に無料。そして、利用ごとにポイントがどんどん貯まるサービスとなっています。

平日朝夕割引で最大50%OFF

平日の通勤時間帯に通行料が最大50%OFFとなります。道路事業者によって期間、車種、距離に制限があるものの、ほぼすべての車種で割引が適用されます。

■NEXCO東日本/中日本/西日本、宮城県道路公社の場合

対象時間6~9時、17~20時
対象車種全車種
距離制限最大100km走行分まで
割引回数制限朝、夕それぞれ最初の1回限り

還元率は対象区間の走行回数によって異なります。先程と同様、道路事業者によって変わりますので確認してください。

■NEXCO東日本/中日本/西日本、宮城県道路公社の場合

対象走行回数対象走行1回あたりの還元額
5~9回通行料金の30%相当額
10回以上(※)通行料金の50%相当額
例₎月11回走行→11回分全走行の通行料金の50%相当額を事後還元

平日朝夕割引は、都市部の高速道路が対象外となってしまいます。

東京近郊

  • 東北道(川口JCT~加須)
  • 常磐道(三郷~谷田部)
  • 関越道(練馬~東松山)
  • 東関東道(湾岸市川~成田)
  • 新空港道
  • 東京外環道
  • 東名高速(東京~厚木)
  • 新東名高速(海老名南JCT~厚木南)
  • 中央道(高井戸~八王子)
  • 京葉道路
  • 第三京浜道路
  • 新横浜新道
  • 横浜横須賀道路
  • 圏央道(茅ヶ崎JCT~久喜白岡JCT)
  • 新湘南バイパス(茅ヶ崎海岸~藤沢)
  • 安房峠道路、名神高速(大津~西宮)

大阪近郊

  • 新名神高速(城陽~八幡京田辺JCT、高槻JCT~川西)
  • 中国道(中国吹田~西宮北)
  • 近畿道(吹田~松原)
  • 阪和道(松原~岸和田和泉)
  • 西名阪道(天理~松原)
  • 京滋バイパス(瀬田東~久御山淀)
  • 第二京阪道路(鴨川東~門真JCT)
  • 堺泉北道路
  • 南阪奈道路

レンタカーやカーシェアでも利用可能

レンタカーやカーシェアなど、自家用車でない車でもポイントが付与されます。

登録の際にETC車載器管理番号が必要となり、ETC車載機1台に対し、原則1枚のETCカードの登録となるので、ETC車載機のある自家用車の準備が必須となります。

しかし、同居のご家族のETCカードや同一事業所の法人カードに限り、1台のETC車載器につき合計4枚まで登録が可能。ルールを守り利用してください。

クレジットカードとのポイント二重取り

ETCカードを登録するクレジットカード、ETCマイレージサービスのポイントを二重取りすることができます。

ETCマイレージサービスは通行料の支払いをすれば付与されますが、通行料自体の支払いはクレジットカードを通じて行われます。2つのサービスは提供元が異なるので、それぞれのポイントを獲得することができます。

お得なポイント活用法

貯めたETCマイレージポイントは、自動還元サービスで活用することをおすすめします。

自動還元サービス

一定のポイント数を貯めると、自動で通行料へ還元してくれるサービスです。

毎月20日に、各道路事業者ごとの条件に達すれば、特別な操作がなく交換してくれます。ただ、各道路事業者によって条件が異なり、ポイントが不足した場合、交換ができず、気づかぬうちに有効期限を迎え失効してしまう可能性があり注意が必要です。

道路事業者ポイントの自動交換単位
NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社5,000ポイント→5,000円分
本州四国連絡高速道路株式会社5,000ポイント→5,000円分
名古屋高速道路公社1,000ポイント→1,000円分
愛知道路コンセッション株式会社1,000ポイント→1,000円分
神戸市道路公社1,000ポイント→500円分
広島高速道路公社1,000ポイント→1,000円分
福岡北九州高速道路公社1,000ポイント→1,000円分
引用:ETCマイレージサービス|自動還元サービス

ETCマイレージサービスの登録方法

ETCマイレージサービスへの登録は、現在インターネットのみの受付となっています。すべての情報を入力し、登録完了となると即日利用することができます。

必要なもの

  • お名前
  • 生年月日
  • 郵便番号
  • ご住所
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • ETCカード番号及び有効期限
  • 車両番号(ナンバープレートの4桁)
  • 車載器管理番号(ETC車載器の19桁)

結論:ETCマイレージサービスはお得!

ETCマイレージサービスはメリットがデメリットを上回ります。

高速道路をETCで利用するだけで貯まる手ごろさは魅力のひとつ。貯まったポイントは自動的に通行料へ還元してくれるサービスがあり、手をわずらわせることがありません。

高速道路を通勤などで利用する方にとっては、平日朝夕割引は頻繁に利用することとなるでしょう。

高速道路をいつも利用する人、そうでない人にとってもETCマイレージサービスはとてもお得なサービスです。

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