秋分の日ってどんな日?毎年日付が変わる理由は?

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みなさん秋分の日がどんな日か知っていますか?9月にある祝日で、最近ではシルバーウィークに絡んでくることもありよく耳にする方多いのではないでしょうか。

しかし、秋分の日がどのような経緯、意味があるかわからない方が多いはずです。

秋分の日は日本の祝日ではとても珍しい日です。今回は秋分の日がどんな日なのか詳しく紹介していきます。

秋分の日ってどんな日?

秋分の日は9月にある国民の祝日のひとつです。祖先をうやまいなくなった人々をしのぶ日として、1948年に制定されました。

制定前は「秋季皇霊祭₍しゅうきこうれいさい₎」という大祭のひとつとして親しまれ、歴代天皇、皇族の例を祀る儀式をおこなっていました。

秋季皇霊祭は現在もおこなわれ、秋分の日と同じ日に皇居内の皇霊殿で執り行われるほか、各地の神社でも執り行われます。

秋分の日の秋分とは、「二十四節気」のひとつです。古代中国で作られた暦で、1年を24等分し季節になぞらえた名前をつけました。

例えば、冬まっただなかの意味として、1年で最も昼が短い冬至、春のはじまりを意味する2月4日ごろの立春があげられます。

秋分は1年の中で昼と夜の長さが同じになる日となります。太陽の通り道である黄道、地球の中心となる赤道の延長戦がちょうど交わることによっておこる現象です。

昼夜が同じ長さとなる現象は、春と秋の2回おとずれ、春は春分と呼ばれます。秋分を境に夏の暑さが終わり、冬に向かっていくとされています。

秋分の日が変わる理由

秋分の日が変わるのは地球の回転とカレンダーの日数がずれているからなのです。

地球が太陽の周りを一周するためにかかる日数は365日ですが、厳密に計算すると6時間オーバーしてしまいます。毎年6時間ずつオーバーしてしまうことが秋分の日が変わる原因です。

そして、地球は必ずしも同じペースで回っていると断定はできません。天文学上の計算では来年以降の秋分の日を導き出すことはできますが、突然変異が起こらないとは限りません。

そのため、秋分の日は国立天文台が2月1日に発行する『暦要項』によって、翌年の秋分の日が正式に決定します。天文学に基づいた祝日を制定する国は世界的に珍しく、日本独自の祝日といえます。

お彼岸との関係

秋分の日を中日とした7日間を秋彼岸といいます。2024年の場合はこの通りとなります。

  • 入り→9/19(木)
  • 中日→9/22(日祝)
  • 明け→9/25(水)

なぜ彼岸という文化ができたかというと、諸説あるといわれていますが、最も有力な説が仏教の教えです。

仏教では極楽浄土、方角だと西を彼岸、現在生きている場所、東を此岸ととらえます。秋分の日は昼夜の長さが同じとなることで、此岸と彼岸がもっとも近い距離で結ばれる日とされています。

秋分の日の習慣

ご先祖様のお墓参りをしましょう。秋分の日は祖先をうやまう日として制定されました。普段なかなかお墓に行けない方は、ご先祖様への感謝をこめきれいに掃除をし、花や線香をたむけてください。

お彼岸のお供物『おはぎ』と『ぼたもち』の違い

お彼岸のお供物として代表的なおはぎとぼたもちの中身は同じものなのです。なぜ2つの呼び名があるかは諸説あるのですが、秋の花といえば萩、春の花は牡丹ということで季節に合わせて呼び方を変えたのではないかといわれています。

ただ大きさは秋と春で若干変化があり、秋は小さな花をつける萩のように小ぶりなものとなり、春は大きな花をつける牡丹のように、おはぎよりも大きなものとなっています。時期が近くなってきたら大きさにも注目してみてください。

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